エレクトロニクス悩みの種日々進化する電子部品
電気製品の便利さを実現する電子部品・半導体
最先端の製品の内側ではたらいている電子部品はどんどん進化しています。
進化ってどういうこと? となるかもしれませんが、
まず真っ先に挙げられるのは「小型化・軽量化」です。
小さくなった電子部品
昔の携帯と今の携帯・スマホなんて比べものにならないほど小さく、軽くなっていますよね。
小型化・軽量化
1985年に発売された携帯電話はこんなにも大きなものでした。それが今や皆様ご存じの通り手のひらサイズでポケットや鞄に入れて持ち運べる携帯やスマホに進化したのも、中に入っている「電子部品」が小さくなったおかげです。
高機能化
肩掛け携帯電話(ショルダーフォン)は、もちろん「電話」ですから通話しかできません。それが今や、スマホがあれば大抵のことは出来てしまうくらいになってしまいました。これも電子部品が賢くなったため!つまり「高機能化」がもたらした恩恵です。
エレクトロニクス業界には「ムーアの法則」という有名な言葉があります。
インテル創業者の一人であるゴードン・ムーアが唱えた、「半導体の集積率(=機能)は18ヶ月で2倍になる」という経験則です。
ざっくり説明すると、同じ大きさのICチップが出来ることの数は18ヶ月後に2倍になっている!というお話です。
例えば、今まで1秒間に100個の処理をしていたCPUが、18ヶ月後には同じ大きさで200個の処理が出来るようになります。
これは"プロセスの微細化"、つまりより小さな面積により多くのトランジスタ素子(=機能)を持たせる製造技術が進んでいることでこのような進化が実現しています。
また、同じ面積、同じコストで18ヶ月後には2倍の性能を持つ半導体が作れることになりますので、必然的に半導体のコストも半分になります。
パソコンや家電製品でも、「半年後には同じ機能でこんなに安くなっている!」なんてこと結構ありますよね。
エレクトロニクスの世界ではあらゆるメーカーがハイテクの最先端でありつづけるよう、日々技術革新と性能の向上に凌ぎを削っています。
そんな「進化するモノ」を取り扱う以上、避けては通れない厄介なこともあったりするのです...